日枝神社(ひえじんじゃ)【岐阜】

日枝神社(ひえじんじゃ)

創建/1141年(永治元年)
社格等/県社
本殿の様式/流造
主祭神/大山咋神
ご利益/山林守護、飛騨国守護、家内安全、殖産振興、酒造


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【祭神】
大山咋神(おおやまくいのかみ)
大年神(おおとしのかみ)と天知迦流美豆比売(あめのちかるみずひめ)の間の子である。
名前の「くい」は杭のことで、大山に杭を打つ神、すなわち大きな山の所有者の神を意味する。
『古事記』では、近江国の日枝山(ひえのやま、後の比叡山)および葛野(かづの、葛野郡、現京都市)の松尾に鎮座し、鳴鏑(なりかぶら・※1を神体とすると記されている。
比叡山に天台宗の延暦寺ができてからは、天台宗および延暦寺の守護神ともされた。
比叡山の王という意味で山王(さんのう)とも呼ばれる。

太田道灌(おおたどうかん)が江戸城の守護神として川越日吉社から大山咋神(おおやまくいのかみ)を勧請して日枝神社を建てた。
江戸時代には徳川家の氏神とされ、明治以降は皇居の鎮守とされている。

比叡山の麓の日吉大社(滋賀県大津市)が大山咋神を祀る全国の日枝神社の総本社である。
日枝神社には後に大物主神(おおものぬしのかみ)が勧請されており、大物主神(おおものぬし)を大比叡、大山咋神(おおやまくい)を小比叡と呼ぶ。
山王(さんのう)は二神の総称である。
そのほか、日枝神社(東京都千代田区)、松尾大社(京都市西京区)および全国の日枝神社、松尾神社で祀られている。

※1…矢に付けて発射し,普通信号や警報を発するために使う。


【由来】
1141年(永治元年)、飛騨国国司で三仏寺城(現在の高山市三福寺町に存在した飛騨国最古の城)城主である飛騨守平時輔が、近江国日吉神社を勧請し、三仏寺城の近くに創建した。
言い伝えによれば、平時輔が狩りを行なっていたところ、一匹の老狼を見つける。
これを仕留めようと矢を射たが獲物は見当たらず、矢は大杉に深くつき立っていたという。
平時輔は「大山咋神が、お使いである老狼を救われたものであろう」と神の力を感じ、鎮護神として近江国より日吉大神を勧請し、日枝神社としたという。
この時の大杉が、日枝神社の大杉という。


【歴史】
1181年(養和元年)、源義仲により三仏寺城は落城し、日枝神社も焼失した。
御神体は無事であり、片野村杉ヶ平(現、高山市片野町杉ヶ丘)に移され、片野村の産土神として祀られた。
1586年(天正13年)、金森長近が飛騨国に入り、高山城に入城した。
1605年(慶長10年)、日枝神社を高山城の鎮護神とし、現在地へ移転した。
1692年(元禄5年)に飛騨国が天領となり高山城が廃城となった後も、高山陣屋(飛騨郡代)の鎮護神とされた。
このころ、「両部習合神道」「山王一実神道」を以って松樹院が設けられ、山王権現宮と呼ばれた。
飛騨国分寺との関係をもっていたという。
1748年(寛延元年)、本殿が再建された。
この本殿は現在移築修復され、末社の富士神社社殿として使用されている。
1826年(文政9年)、真言宗仁和寺末となる。
1869年(明治2年)、神仏分離により日枝神社に改称する。
1935年(昭和10年)、豪雨で裏山が崩れて本殿が倒壊した。
現在の本殿は1938年(昭和13年)再建である。


【特徴】
岐阜県高山市にある神社である。
別名飛騨山王宮日枝神社。
春の例祭(山王祭)は、秋の櫻山八幡宮の例祭とともに高山祭として知られる。
高山市の高山城下町南半分の氏神である。
拝殿前にある大杉は高さ43m、樹齢1000年といわれ、県指定天然記念物になっている。
アニメ「氷菓」のOPに参道が登場する。


【境内別宮】
・富士社
富士神社・金刀比羅神社・恵比須神社を合祭する。社殿は1748年(寛延元年)に再建された日枝神社の旧本殿で、1935年(昭和10年)破損したが、破損箇所を修理して富士社社殿として移築した。「富士社社殿 附棟札」として県指定重要文化財となっている。
祭神
木花之佐久夜毘売命(このはなのさくやびめのみこと)
オオヤマツミの子。ニニギとの間にホデリ・ホスセリ・ホオリの三柱の子を産んだ。

大物主命(おおものぬしのみこと)
蛇神であり水神または雷神としての性格を持ち、国の守護神である一方で、祟りなす強力な神ともされている。

崇徳天皇(すとくてんのう)
第75代天皇。死後厄災が相次いだことから怨霊鎮魂として祀られ、後に一部で守護神とされる。

八重事代主神(やえことしろぬしのかみ)
大国主とカムヤタテヒメの子。託宣(せんたく)を司る神。えびすと同一視される。
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・天満神社
祭神
菅原道真(すがわらのみちざね)
死後天変地異が多発したことから、朝廷に祟りをなしたとされ、天満天神として信仰の対象となる。現在は学問の神として親しまれる。
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・山王稲荷神社
祭神
倉稲魂命(うかのみたまのみこと)
穀物の神。伏見稲荷大社の主祭神であり、稲荷神(お稲荷さん)として広く信仰されている。『古事記』では、スサノオとカムオオイチヒメとの間に生まれ、大年神を兄としている。
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・産霊神社
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■レポ
11月初めに参拝しましたが紅葉がとても美しかったです。
長く続く参道で、赤、黄、橙、緑のコントラストが楽しめます。
高い木が多く、深く入っていくほど厳かな雰囲気になっていきます。
高山は山に囲まれているだけあって愛知の神社とは全く違う空気を味わえますね。
私が参拝した日は参拝客もほとんどおらずとても静かで、高山駅から車で10分ほどの場所にあるにもかかわらず日常から離れたような落ち着いた雰囲気を感じることができました。
高山に行かれたときは足を運ぶことをおすすめします。
もちろん観光も楽しめます。
観光地としては広すぎず2日ほどで周ることができるので気軽に楽しめ、来るたびに新しい発見があるので何回来ても飽きません。
食べ物のおすすめはやはり飛騨牛のお寿司でしょうね。
夜はいつも市内の「魚魚(とと)」というお店に行きますがこちらの飛騨牛にぎりは口の中で蕩ける絶品です。



岐阜県高山市城山156
0577-32-0520
駐車場無料
出典:Wikipedia「日枝神社 (高山市)」(履歴

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