高牟神社(たかむじんじゃ)【愛知】

高牟神社(たかむじんじゃ)

創建/131年
社格等/式内社
本殿の様式/流造
主祭神/高皇産霊神、神皇産霊神、応神天皇
ご利益/縁結び、良縁、恋愛成就、厄除け、延命長寿、必勝


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【祭神】
高皇産霊神(たかみむすびのかみ)
天御中主神(あめのみなかぬし)神皇産霊神(かみむすび)と共に造化の三神とされる。
性別のない神、かつ、人間界から姿を隠している独神(ひとりがみ)とされている。
葦原中国平定・天孫降臨の際には高木神(たかぎのかみ)という名で登場する。
別名の通り、本来は高木の神格化されたものを指したと考えられている。
「産霊(むすひ)」は生産・生成を意味する言葉で、神皇産霊神(かみむすび)とともに「創造」を神格化した神である。

神皇産霊神(かみむすびのかみ)
造化の三神の一とされる。
天地開闢の時、天御中主神(あめのみなかぬし)高皇産霊神(たかみむすび)の次に高天原に出現した。
本来は性のない独神(ひとりがみ)であるが、造化三神の中でこの神だけが女神であるともされる。
大己貴命(おほなむち・※1が兄神らによって殺されたとき、大己貴命(おほなむち)の母が神産巣日神(かみむすび)に願い出、神産巣日神(かみむすび)に遣わされた蚶貝姫(きさがいひめ)蛤貝姫(うむぎひめ)の治療によって大己貴命(おほなむち)は蘇生する。
『古事記』では、少彦名神(すくなびこな)神産巣日神(かみむすび)の子である。

※1…大国主(おおくにぬし)の若い頃の名前

応神天皇(おうじんてんのう)
第15代の天皇。
実在性が濃厚な最古の大王(天皇)とも言われる。
現在の神道では、八幡神(やはたのかみ)と同一視される。
北九州の豪族国造宇佐氏の氏神だったが、数々の奇端を現して大和朝廷の守護神とされた。
清和源氏(せいわげんじ)をはじめ全国の武士から武運の神(武神)「弓矢八幡」として崇敬を集めた。
託宣(しんたく・※2)をよくする神としても知られる。

※2…神懸かりになったシャーマンの口から発せられる言葉。


【由来】
延喜式によれば、成務天皇(せいむてんのう)の代(131年)創建。
この付近一帯は、尾張物部氏の集落の一画であったといい、村人たちの武器や農具を納めた倉が、後に高牟神社になったといわれている。


【歴史】
貞観7年(865年)社殿が造営されたと伝えられる。
また、その時に、勅令により応神天皇が配祀された。


【特徴】
境内に「古井の水」と呼ばれる霊水があり、この水は「延命長寿」のご利益があるとされているが、「古井の水=こいのみず=恋の水」に通じることから、この水を飲むと"恋が生まれる"「縁結び」の霊水であるともいわれるようになった。
古井の水は日本百名水の一つにも数えられる。
城山八幡宮、清明神社を合わせた「恋の三社めぐり」の一つとなっており、3つの神社を参拝してスタンプを集めると記念品がもらえる。


【摂末社】
・津島社
建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)
『日本書紀』ではイザナギとイザナミの間に産まれたとされる。三貴子の末子。

大己牟遅命(おおなむちのみこと)
大国主(おおくにぬし)の別名。スクナビコナと協力して天下を経営し、禁厭(まじない)、医薬などの道を教え、葦原中国の国作りを完成させる。国土を天孫ニニギに譲って杵築(きづき)の地に隠退、後に出雲大社の祭神となる。

・白山社
菊理媛神(くくりひめのかみ)
白山比咩神(しらやまひめのかみ)と同一神とされる。

伊邪那岐(いざなぎ)
天地開闢において神世七代の最後にイザナミとともに生まれた。

伊邪那美(いざなみ)
天地開闢において神世七代の最後にイザナギとともに生まれた。

・神明社
天照坐皇大御神(あまてらしますすめおおみかみ)
天照大神(あまてらすおおみかみ)。太陽を神格化した神であり、皇室の祖神の一柱。

豊受大神(とようけのおおみかみ)
豊宇気比売命(とようけびめ)とも。食物・穀物を司る女神。稲荷神(倉稲魂尊)(うがのみたま)と同一視される。

・厳島社
市杵嶋姫命(いちきしまひめのみこと)
アマテラスとスサノオが天真名井で行った誓約(うけい)の際に、スサノオの剣から生まれた五男三女神の一柱。
後に仏教の弁才天と習合し、本地垂迹において同神とされた。

思姫命(おもいひめのみこと)
田心姫(たごりひめ)(五男三女神の一柱)のことではないかと思われる。

湍津姫命(たぎつひめのみこと)
アマテラスとスサノオが天真名井で行った誓約(うけい)の際に、スサノオの剣から生まれた五男三女神の一柱。

・金比羅社
大物主神(おおものぬしのかみ)
少彦名神が常世の国へ去った後大国主の国造りを手伝った神。蛇神であり水神または雷神としての性格を持つ。また国の守護神である一方で、祟りなす強力な神ともされている。

崇徳天皇(すうとくてんのう)
第75代天皇。保元の乱の後罪人として扱われる。死後祟り神として祀られるようになる。

・多賀社
伊邪那岐(いざなぎ)
天地開闢において神世七代の最後にイザナミとともに生まれた。

伊邪那美(いざなみ)
天地開闢において神世七代の最後にイザナギとともに生まれた。
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・秋葉社
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・祖霊社
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・德義稲荷社
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・高牟龍神社

・北野天神社
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【その他】
・古井の清水
応神天皇長寿の祝水として産湯に献上し、延命長寿に霊験があるとされる。
古井の清水から湧き出た水を飲むと恋が生まれるといわれている。
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■レポ
千種駅から少し歩いたところに鎮座する神社。
かなり歴史のある神社らしくなかなか貫禄があります。
高皇産霊神や神皇産霊神を主祭神とする神社は愛知県ではめずらしいですね。
派手な神社ではありませんが、私のいた30分ほどの間にも近所の人らしい方たちが何人か参拝されていました。
すぐ裏がマンションだったりで景観はあまりよいとは言えませんが、こういう場所に歴史ある神社が残されているというのはうれしいですね。



愛知県名古屋市千種区今池1丁目4-18
052-731-2900
駐車場あり
出典:名古屋市公式ウェブサイト

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