八百富神社(やおとみじんじゃ)【愛知】

八百富神社(やおとみじんじゃ)

創建/1181年(養和元年)
社格等/県社
主祭神/市杵島姫命
ご利益/開運、縁結び、安産


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【祭神】
市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)
日本神話に登場する水の神。
アマテラススサノオが天真名井で行った誓約(うけい・※1)の際に、スサノオの剣から生まれた五男三女神の一柱である。
神名の「イチキシマ」は「斎き島」のことで、「イチキシマヒメ」は神に斎く島の女性(女神)という意味になる。
後に仏教の弁才天(べんざいてん)と習合し、本地垂迹(ほんじすいじゃく・※2)において同神とされた。

※1…地上から高天原に登ってきたスサノオに高天原を奪うなどという邪心のないことをアマテラスに示すために誓約が行われている(アマテラスとスサノオの誓約)。
ここでは互いのものを交換して、それによって生まれた子の性別で判断を行っている。

※2…仏教が興隆した時代に表れた神仏習合思想の一つで、日本の八百万の神々は、実は様々な仏(菩薩や天部なども含む)が化身として日本の地に現れた権現(ごんげん)であるとする考え。



【由来】
1181年(養和元年)、三河国国司である藤原俊成(ふじわらのとしなり)が、地方開発、産業発展のために福神である市杵島姫命(弁才天)を江州竹生嶋から勧請し創建された。


【歴史】
1600年(慶長5年)関ヶ原の戦いの前には徳川家康が参拝し、その後朱印四石八斗を寄進した。
領主松平家の崇敬は篤く、鳥居・華表・燈籠などの奉納も非常に多くおこなわれている。
1717年(享保2年)、神祇伯(じんぎはく・※3)雅冨王によって「八百富神」の御神号を受ける。
1725年(享保10年)、三河国国府村(現豊川市国府町)に移転していた宇賀神社が、元々鎮座していた八百富神社境内に再移転する。
1915年(大正4年)、海上の大鳥居が完成する。
1932年(昭和7年)、名古屋の繊維問屋の主が自費で橋(竹島橋)をかけ蒲郡町(現蒲郡市)に寄付する。これにより参拝が容易となった。
1986年(昭和61年)、現在の竹島橋が完成する。

※3…律令官制の2官の一つ神祇官の長官。


【特徴】
蒲郡市沖の三河湾にある竹島に鎮座する。
「竹島弁天」とも呼ばれ、三河雀では、江の島・竹生島・厳島などと共に、日本七弁天の中に挙げられている。
竹島全域が八百富神社の境内である。
竹島へは長さ387mの竹島橋で向かう。
竹島は対岸とは僅か400mしか離れていないのだが、暖地性の植生であり、対岸の植物相とは大きく異なるという特異的な環境である。
このため、1930年(昭和5年)、竹島八百富神社社叢として天然記念物に指定されている。
八百富神社の名の由来は、一度に多く(八百倍)の幸が受けられることからきているという。


【摂末社】
・宇賀神社
宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)
『古事記』では、スサノオの系譜において登場し、スサノオとカムオオイチヒメ(オオヤマツミの娘)との間に生まれ、大年神(おおとし)は兄としている。
『日本書紀』では神産みの第六の一書において、イザナギとイザナミが飢えて気力がないときに産まれたとしている。
稲荷神(お稲荷さん)として広く信仰されている。
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・八大龍神社
豊玉彦命(とよたまびこのみこと)
海神(わたつみ)。日本神話に登場する海の神。
豊玉姫命(とよたまびめ)の父神。
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・大黒神社
大国主命(おおくにぬし)
『日本書紀』本文によるとスサノオの息子。また『古事記』によると、スサノオの六世の孫とされている。
スサノオの後にスクナビコナと協力して天下を経営し、禁厭(まじない)、医薬などの道を教え、葦原中国の国作りを完成させる。
国土を天孫ニニギに譲って杵築(きづき)の地に隠退、後に出雲大社の祭神となる。
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・千歳神社
藤原俊成(ふじわらのとしなり)
平安時代後期から鎌倉時代初期の公家・歌人。
八百富神社創建者。
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■レポ
竹島という小さな島に鎮座する神社。対岸へは歩いて5分ほど。
島全体が境内になっており不思議な雰囲気を醸し出しています。
小さな島ですが階段が多いので年配のかたには少し大変かも。
とはいえ30分もあれば島全体をまわる事ができると思います。
神社以外にも昆虫を探したり景色を見たりと色々楽しめ、遠方からでも訪れる価値はあると思いますよ!
夏場は海辺で遊んだりもできるみたいで、ちょっとした旅行がてら行くのにとてもよい神社です。
4時ごろまでは社の扉が開けてあるので御神体も近くで見ることができます。
とても神秘的な雰囲気が味わえる場所ですよ。



愛知県蒲郡市竹島町3-15
0533-68-3700
駐車場あり
出典:Wikipedia、八百富神社社務所公式ホームページ

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